2026年08月31日
レンタルスタジオ
スピーカーの仕組みと種類について
◼︎はじめに
リハーサルスタジオやライブハウス、カラオケなどには、さまざまなスピーカーがおいてあります。
音楽を聴いたり、演奏を楽しんだりするうえで欠かせないスピーカーですが、どのような仕組みで音が出ているのか、どのような種類があるのかなどを知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。
スピーカーの仕組みや特徴を理解することで、用途に合った機材を選びやすくなり、音楽をより深く楽しめるようになります。
今回は、スピーカーが音を出す基本的な仕組みから、スピーカーユニットの種類やそれぞれの特徴について、わかりやすく解説していきます。
◼︎スピーカーが音を出す仕組み
スピーカーが音を出すまでの流れは、大きく分けて4段階に分けられます。
① スピーカーに電気信号が送られる
マイクや楽器、スマートフォンなどから送られた音声信号は、電気信号としてスピーカーに入力されます。
② ボイスコイルに電流が流れる
スピーカーに入力された電気信号によって、スピーカー内部にある「ボイスコイル」に電流が流れます。
③ マグネットの作用によりボイスコイルが動く
ボイスコイルに電流が流れると磁界が発生し、周囲に配置されている「マグネット(磁石)」との作用によって、ボイスコイルが前後に動きます。
④ 振動板が動き、空気が振動して音になる
ボイスコイルには「振動板(コーン紙)」が取り付けられているため、ボイスコイルが動くと振動板も前後に動きます。
振動板が空気を押したり引いたりすることで空気が振動し、その振動が音波として伝わることで、私たちは音として聞くことができます。
スピーカーはこのような過程を経て音を出しています。
「ボイスコイル」、「マグネット」、「振動板」などを組み合わせた、電気信号を音に変換する部分を「スピーカーユニット」と呼びます。
▪︎スピーカーユニットの種類について
スピーカーユニットは、どの音域を再生するかによっていくつかの種類に分けられます。
ツイーター:高音域を再生
スコーカー:中音域を再生
ウーファー:低音域を再生
フルレンジ:一つですべての音域を再生
ライブハウスなどでは、観客に音を届けるためのメインスピーカーに加えて、メインスピーカーで十分に再生することが難しい低音域を補うためのサブウーファーの2つを配置していることが多いです。
また、複数のスピーカーユニットを組み合わせ、それぞれ異なる音域を担当させる方式を「マルチウェイスピーカー」と呼びます。
例えば、ウーファーとツイーターの2つのユニットで低音域と高音域を分担するスピーカーを「2ウェイスピーカー」、ウーファー・スコーカー・ツイーターの3つで低音域・中音域・高音域を分担するスピーカーを「3ウェイスピーカー」と呼びます。
実際に、スタジオノア池袋店のE1サブルームに常設されている「A5X」は、ADAM Audioが手掛けたモニタースピーカーで、ウーファーとツイーターを1つずつ搭載した2ウェイスピーカーです。

◼︎ 最後に
いかがでしたでしょうか。
普段何気なく見ていたスピーカーも、仕組みと種類を理解するとかなり奥が深く、音域によってさまざまなスピーカーユニットが使い分けられていることが分かったと思います。
スピーカーを選ぶ際、音質だけではなく、スピーカーユニットは何が使われているかなどまで踏まえられると面白いかもしれません。
今回ご紹介した内容を参考にして、普段使っているスピーカーについてもぜひ注目してみてください。