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2023年04月07日

エフェクターの定番、BOSSエフェクターを知ろう!

はじめに エフェクターって何に使うもの?

ギターやベースを演奏する際、音を歪ませたり揺らしたり、残響を加えたりとさまざまに変化させ、サウンドを作っていきます。

もちろんギター本体やアンプのチャンネル切り替えなどでもサウンドに変化を加えることは可能ですが、エフェクターを使うことで手軽にわかりやすく効果を加えることが可能です。

今回はそんなエフェクターの中でも世界中で最も親しまれている人気メーカー「BOSS」の製品を紹介していきます。

■ BOSSエフェクターの歴史

BOSSブランドのエフェクターは1976年に初号機の「CE-1」が発売されて以降、翌年の「OD-1」「SP-1」「PH-1」など歪み系・空間系の人気ペダルを続々とリリース。

それまでラックマウント機器が中心であったエフェクターがペダル型(コンパクトエフェクター)に置き換わっていく潮流を作ったのがBOSSといえます。

その時代時代で移り変わる音楽の流行にあわせた製品(80年代のハードロック/メタル全盛期に登場したHM-2など)や、アンプモデリングなどの最新技術を投入したマルチエフェクターなどを次々と発売し、ギタリスト・ベーシストの中で確固たる地位を築きました。



■ BOSSエフェクターのラインナップ

1) ディストーション・オーバードライブ



SD-1やOD-3、BD-2といったオーバードライブ系はポップス向けの軽い歪みを作りやすく、DS-1、MT-2などのディストーション系はロック向けの音作りに適しています。

2) ディレイ・リバーブ



DD-8がディレイの最新機種、RV-6がリバーブの最新機種としてラインナップされています。

ディレイはやまびこ効果、リバーブはホールなどの残響を再現するような効果が得られます。

3) ピッチ・モジュレーション



入力音を検知して指定のハーモニーを付加したり、アーミングのように音程を上下させるようなピッチ系のエフェクトとして「PS-6」がラインナップされています。

また、音に揺らぎを与えて広がりを出すコーラスペダル「CE-5」を筆頭に、フェイザー・フランジャーなどのモジュレーション系ペダルも多数ラインナップされています。

4) ダイナミック・フィルター



グラフフィック・イコライザー「GE-7」や、コンプレッサーの「CS-3」がフィルター系ペダルとしてラインナップされています。

5) マルチエフェクター



現行品のフラッグシップモデルとして「GT-1000」がラインナップされています。

真空管アンプの挙動を細かく忠実に再現するBOSS独自の技術や、空間系を中心にBOSSの培ってきた高品位なエフェクトが凝縮されています。



■ おすすめのBOSSエフェクター

1) SD-1W



1981年の発売以来超ロングセラーとなっているSD-1の回路設計やパーツ構成などを見直しカスタマイズされたモデルです。

SD-1はギターソロなどリードプレイの際にブースターとして利用するギタリストが多く、技クラフトによって更にレンジに余裕のあるサウンド傾向となりました。

2) DS-1W



こちらも発売以来40年以上のロングセラーモデル・DS-1の技クラフトモデルです。

ディストーションペダルということで単体で幅広いジャンルに対応可能なゲイン幅を持っています。

カスタムモードを使用すると、従来のDS-1とは傾向が異なる中域の密度の濃いサウンドが得られます。

3) MT-2W



メタルで使用するような深く激しい歪みを得られるペダルです。

ボリューム・ゲインと別に、中域を可変し細かく設定できるイコライザーも搭載していて、カスタムモードの搭載によって従来のMT-2よりも汎用性の高いペダルとなりました。

4) CE-2W



現行のコーラスペダルとして「CE-5」が発売されていますが、過去にリリースされたコーラスペダルも中古市場では人気が高く、中でも「CE-2」は根強い人気を誇っています。

「CE-2W」は、CE-2をカスタマイズした技クラフトモデルです。

モード切り替えによって、マイルドな揺れのサウンドから、すっきりとした質感のサウンドまで対応可能です。

5) DD-8



デジタルディレイの最新機種です。

クリーンかつ高品位なディレイサウンドから、アナログディレイのような温かみのあるサウンドまで網羅しています。