INTERVIEW

ご自身のプロフィールを教えてください。

子供の頃初めて録音したのは、音楽番組を当時ラジカセでTVのスピーカーに近づけて録音してそのカセットを家族で車で出かける時に流すのが楽しみでした。 小学生の時に友達がエレキギターを持っていた事に衝撃を受け、お金を貯めて中学に入って安い初心者セットのベースを買いました。それから父の持っていたオーディオ機器に興味を持ち、街のオーディオ屋さんで色々と教わったり自分で楽器をしてみたり、それを録音したり、こういった録音をする仕事がないのかと探していたところ、レコーディングエンジニアという仕事がある事を知りました。

入社前の経歴

サウンドアーツに入社する前は僕の地元、仙台でレコーディングとリハーサルスタジオを兼ね備えたスタジオに所属していました。その後、本格的にレコーディングの仕事がやりたいと思い東京に当ても無く上京しました。 当てがないので知り合いもいません。そんな状況で仕事を探さないと家も借りれなくて取り急ぎ音に関わる仕事としてTV番組制作の音声の就職先を見つけて音声兼カメラアシスタントの仕事に就き、放送業界で働いていました。

サウンドアーツで働こうと思ったきっかけは？

TV番組制作会社で１年働きましたが、どうしてもレコーディングの仕事がしたくて求人サイトでレコーディングのアシスタントエンジニア募集を見てすぐに応募しました。

サウンドアーツで働いていて気づくことはありますか？

サウンドアーツには派遣レコーディングというサービスがあります。サウンドスタジオノアのお客様をリハーサルスタジオでレコーディングする、というサービスなのですが、サウンドアーツのお客様とスタジオノアのお客様で、同じ様な発言や言葉でも内容に違いがある場合があります。
もちろんそこは確認しながらやっているのですが、新しい見方や発見がある場合があり、まだまだ勉強しなきゃと思います。

コロナ禍で店舗運営に変化はありましたか？
また新たに始めた事、心がけた事はありますか？

勿論、レコーディング業界にも大きな影響がありました。
１回目の緊急事態時、多くのレコード会社やレーベル様が製作をストップし、まるで『時間が止まった』様でした。

現在はリモートプログラムで、現場人数を極力減らすかたちで製作を進めています。
インターネットでディレクター様やクライアント様に繋ぎ、サウンドアーツで録音し、データを送る等のオファーも頂いています。
今までにはなかった、海外にいるクライアント様がリモートでディレクションを行うプログラムも増えました。
徐々に収録プログラムも増え、撮影込みでの録画〜録音のプログラムも多く頂いています。

サウンドスタジオノアでの配信案件も増えました。
元々サウンドアーツには、配信や派遣レコーディングなどの既存プランがありましたので、スムーズに対応出来ていると思います。
緊急事態宣言下であっても、ありがたい事に、配信のオファーを多く頂いたおかげで、私達も新しい経験を積むことができ、
対応力もさらに広がったと思います。

お客様の為、自身のスキル向上の為にも、様々な機材や技術、またプラットホーム等も試し、皆で切磋琢磨してより高いサービス、技術をお客様にご提供することを常に考え実践しています。

将来の目標やビジョンはありますか？

今のサウンドアーツよりも大きなレコーディングスタジオを作りたいですね。今の時代とは逆の流れかもしれませんが、今よりも大きい編成でも対応出来るレコーディングのスタジオです。
そこでは、撮影や配信も出来る。大きいスタジオですのでロビーも広くてディレクターやマネージャー技術スタッフもそれぞれ持ち場を持って作業出来る。
そんなスタジオが作れる様に頑張ります。

休日はどう過ごしていますか？

最近は子供が生まれたので、子供とよく過ごしています。

就活をしている学生にメッセージ

狭き門かもしれないですが、人一倍の努力と気力と元気があれば、チャンスは必ずありますので、是非頑張って下さい。