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【ぶらあぼ記事】スタインウェイのフルコン常設のスタジオで録音

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わずか4時間でできるCD制作

 常に最良な状態に整備されたピアノが揃い、リハーサル、練習、録音とさまざまな用途に利用できると人気の高い、「サウンドスタジオノア」。アコースティック音楽専門だけでも、池袋店、都立大店、駒沢店、下北沢店と都内に4カ所のスタジオがあり、クラシック音楽演奏者の間では快適で使い勝手が良いと評判だ。
 中でも、都立大店内の一番大きなスタジオ(8st/広さ18帖)には、昨年秋にスタインウェイのフルコンサート・グランドピアノ(以下フルコン)が導入された。サウンドスタジオノアの便利な特徴の一つに、各スタジオに録音設備が整う点があるが、特にこの都立大店8stには、ハイサンプリング対応レコーディングシステムを完備したコントロールルームが併設され、エンジニア付きで誰でも手軽に本格的な録音を行うことができるという。
 その録音クオリティ&手軽さはいかに? というわけで、今回、趣味でピアノを弾く最上彩子さんにモニターになっていただき、4時間のスタジオ利用にプロのエンジニアが付いて、CDを作成できるレコーディングプランを体験していただいた。(¥47,040/YAMAHA S6グランドピアノ使用の場合は¥36,960- ※事前調律希望の場合は調律費別途)
 録音当日。全ての設備が揃っているため、ご本人は演奏の準備に集中して、身一つでスタジオを訪れればよい。都立大店は駅から徒歩2分。明るくきれいな店内に入ると、受付ロビーからすでに適切な湿度調整がなされていて、スタジオの細やかな気配りが窺える。
 特に8stは窓もあり、長時間弾いていても圧迫感が少ないことも嬉しい。プロのエンジニアがクラシック演奏に適した位置にマイクをセッティングしてくれて、指のウォーミングアップの傍らで、録音機材のレベル調整をスタート。今回はDVD制作用の動画も収録した。

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 録音後は、すぐに隣のコントロールルームに移動して自分の音を確認。客観的に聴いて感じたことを踏まえて、再テイクに臨む。床にはコンサートホールで多く使われるカリン材を使用、また適切に吸音材が配置されているため、「弾き心地も良く、繰り返しのテイクでも疲れを感じにくい」と、最上さん。
 全ての演奏を終えたところで、曲想や好みに合わせての音質の調整や、複数のテイクから編集する作業までエンジニアが行ってくれる。作業量にもよるが、CDができるまでの待ち時間はだいたい30分(収録曲の長さによる)ほど。料金には、こうした編集作業費も含まれている。
 最高品位の音質で録音された、自らの演奏による、ドビュッシーの「アラベスク」第1番のCDを手にした最上さんは「やはりプロがマイクを配置してくださって録音すると全然違いますね。趣味で弾いているとフルコンに触る機会がなかなかありませんから、それだけでも単純に嬉しいです」コメント。
 実際に出来上がったCDだが、自宅のオーディオで再生してみても、スタインウェイのフルコンならではの豊かな音がクリアに細部まで収録された、充分な仕上がりだ。
 ピアノを弾く人にとって憧れである自分だけのCDを、こんなに手軽に作成することができる。また、市販用CDさくせいも行っているとのこと(4ページのブックレット/10mmジュエルケース/300枚プレス ¥91,300 ※デザイン制作費別途)。録音クオリティが結果を左右しかねないコンクール応募用CD&DVD制作にもぴったり!高音質録音を手軽に実現できるスポットとして注目したい。

ピアノスタジオノア 都立大店 TEL03-3725-0030 http://www.grandpiano.jp/
レコーディングに関するお問い合わせ 《サウンドアーツ》 TEL03-5731-2111 http://www.soundarts.jp/

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