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2025年07月10日

レンタルスタジオ

「YAMAHA TFシリーズ」の便利機能使えていますか?

▪︎はじめに

皆様はデジタルミキサー、使いこなせていますでしょうか?スタジオノアの大きいスタジオにはよく常設されていますが、難しそうだから音だけ出ておけばいいか!という方も少なくないと思います。
今回は、直感的な操作でき、多くのライブ現場でも活躍しているYAMAHAのデジタルミキサー「TFシリーズ」の知っておくとs便利な機能を3つピックアップしてご紹介します。


▪︎「TFシリーズ」で使用できる便利機能

その① QUICK PRO PRESET機能

画像①.jpg

TFシリーズの最大の特長のひとつが「QUICK PRO PRESET」。
ShureやSennheiser、AKGなどの有名マイクブランドごとのプリセットが多数内蔵されており、マイクや楽器に合わせて最適なEQ・ゲイン・ダイナミクスが即座に呼び出せます。特に、リハーサル時間が限られる現場ではかなりの時短になるので即戦力です。


→スタジオでの活用法
スタジオのバンドセッションでは、あらかじめボーカルや各楽器に合ったマイクプリセットを読み込むことで、短時間でミックスの土台を整えることができます。
ただ、接続されているパワーアンプ、スピーカーなどの出力先の機材や、スタジオの吸音具合によって調整は変わってきます。
そこで「1Knob EQ/Comp」を使用すれば、一つのノブでEQやダイナミクスのかかり具合を0~100%の幅で、調整することができます!
なので、エンジニアじゃない方でも簡単に操作可能です!

画像②.jpgのサムネイル画像

さらに「TFシリーズ」は、ミックスしたデータをUSBメモリに保存することもできるので、次のスタジオリハーサル時にも同じデータを瞬時に呼び出すことができます。


その② 入出力チャンネルのモノラル/ステレオ化

イヤモニで聞く音をステレオにしたい...。ということありませんか?
AUXバスやSUBバス(GROUP)は、モノラル/ステレオの切り替えが可能です。

画像③.jpg

入力チャンネルに関しては、対応する隣接チャンネルをリンクすることで簡単に設定でき、PAN(左右バランス)もそれぞれの入力チャンネルで調整可能です。


→スタジオでの活用法
たとえば、ボーカル用のモニター出力はモノラルで十分でも、キーボード奏者用にはステレオで送りたい...というような現場のニーズに柔軟に対応できます。
また、ドラマー用に専用のAUXミックスを組み、そこに専用バスを割り当ててクリックやキーボードのモニターを送り分ける、といった使い方もスムーズになります。
TF5の場合は、1〜8chはモノラル、9〜20chはステレオになっています。
スタジオノアでは、後半のステレオチャンネルはプリセットで接続されているスタジオが多く、ステレオチャンネルが足りないというケースが多いと思うので、モノラルチャンネルをステレオ化してみてください!


その③ OMNIアウトの設定

TF5背面のOMNI OUT端子は、任意のバスやチャンネルを自由にアサイン可能です。
PA用LRはもちろん、モニター、サブウーファー、レコーディング用アウトなど、状況に応じた出力設定が柔軟にできます。
ルーティングの自由度が高く、複雑な現場にも対応することができます。

画像④.jpg


→スタジオでの活用法
OMNI OUTからレコーダーにステレオミックスを送りながら、別のOUTからクリックトラックだけを出す設定も一台で完結します。
各バスは役割の変更も可能で、以下のように自在に設定できます:
• AUXバス → コロガシやリバーブのSENDとして使用
• SUBバス → グルーピング(例:ドラム一式、コーラス隊など)
• MATRIX → メインLRミックスとは別のアウト(例:配信用、録音用)に使用
これにより、会場規模や用途に合わせてカスタマイズ性の高いバス構成を実現できます。


▪︎その他のYAMAHAのデジタルミキサー

TFシリーズの操作感は、YAMAHAの他のデジタルミキサー(QL・CLシリーズなど)とも共通点が多く、習得した知識が横展開しやすいのも魅力です。
今回紹介した機能や、「SEND ON FADER」などは各シリーズに共通しているため、現場ごとの機種の違いにも柔軟に対応できます。

▪︎最後に

いかがでしたか?
「YAMAHA TF5」をはじめとするデジタルミキサーは、あらゆる現場での使いやすさを追求し、実践的な機能を多数搭載した、非常に頼れる機能を搭載しています。
今回ご紹介した機能をマスターすれば、より効率的かつ充実したリハーサルが可能になります。
また、「YAMAHA TFシリーズ」が常設されているかを、スタジオ選びの1つとして考えてみるのもいいかもしれません。


まだ触ったことのない機能があれば、ぜひこの機会にお試しください!