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2026年01月05日

ピアノスタジオ

生ピアノの良さを引き出す、レコーディングにおけるマイクの配置について

◼︎ はじめに

みなさんは、グランドピアノのレコーディングをする際、マイクをどこにおけばいいのかわからない...ということはないですか?
ピアノは非常に音域が広く、楽器自体も大きいため、「どこにマイクを置けばいいかわからない」ということもあると思います。
実は、マイクの位置を数センチ変えるだけで、録れる音の印象はガラリと変わります。
今回は、イメージに合わせた3つの代表的なマイクポジションをご紹介します。


1.ポップスやロックに使えるアタック重視の「ハンマー・ポジション」

まずご紹介するのは、音がパッと前に出る、明るく元気な音を録るための位置です。

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ピアノの蓋を大きく開き覗き込むと、鍵盤を叩くと動く「ハンマー」があります。
そのハンマーのすぐ上の20〜30cmほどの位置にマイクを向けてみましょう。
こうすることで、弦が叩かれる瞬間の「カチッ」としたアタック音を鮮明に捉えることができます。
音がぼやけず、リズムがはっきりするため、バンドサウンドの中でも埋もれない力強いピアノの音になります。


2.演奏者が聞いている音を録れる「プレイヤーズ・ポジション」

「自分が弾きながら聴いている、心地よい音を録りたい」という時には、演奏者の視点を再現するセッティングがおすすめです。
具体的には、ピアニストの頭の高さ、あるいは肩越しにマイクを鍵盤の方へ向けて設置します。

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私たちが普段耳にしているピアノの音は、実はこの位置で聴く音がベースになっています。低音から高音までバランスよく混ざり合い、弾き手の息遣いまで伝わるような、非常にナチュラルで安心感のあるサウンドに仕上がります。ピアノソロ曲や、しっとりとした弾き語りに最適です。


3. 部屋鳴りも一緒に録れる「オフマイクポジション」

最後は、あえてピアノから少し離れた場所にマイクを立てる手法です。

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この位置では、ピアノ単体の音だけではなく、スタジオの壁や天井に跳ね返った「部屋全体の響き」も録る事ができます。
クラシックやバラードなど、優雅で気品のある音を録りたい時に抜群の効果を発揮します。
スマホで録音する場合も、少し離れた場所に置くことで、音が割れにくくなり、余裕のある豊かな余韻を収めることができます。


◼︎ おわりに

いかがだったでしょうか?
レコーディングにおいて、マイクの位置に正解はありません。
モノラルでレコーディングする際は、今回ご紹介した3つを基本にしながら、自分の曲にはどの響きが合うのか探ってみるのが一番の醍醐味です。
今回ご紹介したレコーディングの方法以外にも、ステレオで録音したり、何本もマイクを立てたりとやり方は様々です。試行錯誤しながら自分好みの音を探してみてください!