2026年01月05日
まずご紹介するのは、音がパッと前に出る、明るく元気な音を録るための位置です。

ピアノの蓋を大きく開き覗き込むと、鍵盤を叩くと動く「ハンマー」があります。
そのハンマーのすぐ上の20〜30cmほどの位置にマイクを向けてみましょう。
こうすることで、弦が叩かれる瞬間の「カチッ」としたアタック音を鮮明に捉えることができます。
音がぼやけず、リズムがはっきりするため、バンドサウンドの中でも埋もれない力強いピアノの音になります。
「自分が弾きながら聴いている、心地よい音を録りたい」という時には、演奏者の視点を再現するセッティングがおすすめです。
具体的には、ピアニストの頭の高さ、あるいは肩越しにマイクを鍵盤の方へ向けて設置します。

私たちが普段耳にしているピアノの音は、実はこの位置で聴く音がベースになっています。低音から高音までバランスよく混ざり合い、弾き手の息遣いまで伝わるような、非常にナチュラルで安心感のあるサウンドに仕上がります。ピアノソロ曲や、しっとりとした弾き語りに最適です。
最後は、あえてピアノから少し離れた場所にマイクを立てる手法です。

この位置では、ピアノ単体の音だけではなく、スタジオの壁や天井に跳ね返った「部屋全体の響き」も録る事ができます。
クラシックやバラードなど、優雅で気品のある音を録りたい時に抜群の効果を発揮します。
スマホで録音する場合も、少し離れた場所に置くことで、音が割れにくくなり、余裕のある豊かな余韻を収めることができます。