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2017年12月27日

【自称ロッカー必見!】サンダーバード・ベースが愛される本当の理由

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サンダーバードは同じくギブソンのギター「ファイヤーバード」の姉妹機として発売され、スタンダードなベースではないが、個性的なサウンド、デザインによりベーシストに愛されています。

この個性的な形ですが、サンダーバードには初期に採用されていたノンリバースシェイプと呼ばれているものと、現在も使われているリバースシェイプと呼ばれているものの2種類が存在しています。
発売当初に採用されていたノンリバースシェイプはレイモンド・ディトリック(自動車デザイナー)によってデザインされ、個性的なデザインは多くの支持をあつめました。が、フェンダーとの訴訟の結果、ボディ形状が反転されたリバースシェイプとして販売することとなる。初期のノンリバース・サンダーバードは貴重なコレクターズアイテムとなっています。

サンダーバードの特徴はもう一つ。ネックにあります。
ノンリバースシェイプでは、スルーネックが採用されていました。
スルーネックはネック材がボディを貫通した構造で、長いサスティン効果を得ることができるメリットがあります。
しかし、ネックトラブルが起きた時の修理は非常に困難で高額になってしまいます。
そんなノンリバースシェイプのモデルに対してリバースシェイプではスタンダードなセットネックが採用されています。

サンダーバードはスタンダードにはなり得ないかもしれませんが、このルックスと存在感のある低音はルックスモトリー・クルーのニッキー・シックス、システム・オブ・ア・ダウンのシャヴォを始め数々のミュージシャンに愛されてきました。