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2025年12月09日

バンド

バンド練習の質を上げる!スタジオでの「理想の音量バランス」の取り方

◼︎はじめに 

スタジオ練習で 「音がごちゃつく」 「誰の音も聞き取れない」 と悩んでいませんか?
ただボリュームを上げるだけでは、音は騒音となり、せっかくのグルーヴも台無しです。
バンド練習の効率と質は、演奏技術より 「音量バランス」 で決まります。
こちらでは、ドラムを基準にした理想的なバランス調整方法を解説します。
このコツを掴めば、あなたのバンドサウンドはクリアになり、練習後の満足度が向上すること間違いなしです!


◼︎バランスが悪いと何が起こる?

多くのバンドで 「音が合わない」「練習の効率が悪い」 と感じる原因は、リズムや演奏技術以前に音量バランスにあることが多いです。
(1)集中力の低下
特定のパート(特にボーカルやベース)が聞こえないと、他のメンバーは音を頼りにできず、演奏に集中できなくなります。
(2)音のマスキング
全員がただ音量を上げすぎると、音が混ざり合い、 「聴きたい音」 が聞こえない状態になり、結果として誰の音も響かない「騒音」になってしまいます。
(3)練習効率の低下
自分の音が聞こえすぎるあまり、演奏のミスに気づきにくくなることもあります。


◼︎理想のバランスを実現する!5つのステップ

スタジオ練習を始める際、以下のステップでバランス調整を行うと、効率よく理想的なサウンドに近づけられます。
(1)ドラムを基準に音量を決める
バンドの音量レベルは、生楽器である「ドラムの音量」を絶対的な基準として定めます。
理由としては、ドラムは他のパートと異なり、ボリュームノブで音量を上げられません。そのため、他のパート(アンプ、PA)は、ドラムの音量に合わせるのが基本です。
(2)ベースとキックを合わせる(リズム隊の土台)
音の土台作りとして、まずはベースアンプの音量を、ドラムのキック(バスドラム)やスネアの音量とバランスが取れるように調整します。
ベースの音量は、バンド全体の中で 「一歩引いた位置」 で、他の楽器を支える土台となるように設定します。ここで音量が大きすぎると、他のパートの音が濁って聞こえやすくなります。
(3)ギターは 「ボーカルの邪魔にならない位置」 へ
ギターアンプの音量は、ベースの音量より少し目立つ位置に設定しますが、一番重要なのは 「ボーカルが歌いやすい環境」 を確保することです。
ポイントとしては、ギターの音域(中高域)は、ボーカルの音域と最も被りやすいため、音量を上げすぎるとボーカルをマスキングしてしまいます。
ボーカルがマイクを使って歌い始めたら、ギターはボーカルが聞き取りやすい音量まで少し下げて調整するのがコツです。
(4)PA(マイク)の音量を最終調整する
全ての楽器の音量が決まったら、最後にPA(ミキサー)を使ってボーカルとキーボードなどの音量を調整します。
最終的なミックスで、ボーカルの音がバンドサウンドの上にきちんと乗っているかを確認します。
ミキサーを操作する人が、各楽器の音に注意深く耳を傾けましょう。
(5)スタジオの壁や鏡による反射音の考慮
音は壁に反射するため、メンバーが立っている位置によって聞こえ方が大きく変わります。
自分のアンプのすぐ前に立つのではなく、少し離れて他のメンバーに近い位置で音量を調整すると、実際のバンド全体の響きが分かりやすくなります。


■バンド練習が成功する音量バランスのチェックリスト

ぜひ、バンドリハーサル前に一度、それぞれの項目がクリアできているかを確認してみてください!

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◼︎最後に

いかがでしたでしょうか?
音量バランスは単なるボリューム調整ではなく、「聞こえ方への配慮」と 「パートごとの優先順位付け」 です。
鍵となるのは、ドラムを絶対的な基準にすること、そしてボーカルが主役になる空間を確保することです。音が分離し、全てのパートが適正に聞こえたとき、バンドは最高のグルーヴを発揮します。
次回の練習では、この 「バランス調整の5ステップ」 をぜひ実践してみてください!あなたのバンドの練習の質が飛躍的に向上するはずです!
最高の音量バランスで、バンドのポテンシャルを最大限に引き出しま