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音楽コラム集|スタジオマンが教える豆知識

【スタジオマンが教える豆知識Vol.8】種類がありすぎて分からない! ドラム初心者のスティック選び

2021.03.25

もうすぐ4月、入学、新生活の季節ですね。

高校や大学に入学したらバンドがしたい!ドラムを始めよう!

新年度に心機一転新しいことでも始めたいなあ、ストレス解消にもなりそうだしドラムを始めてみようかな?

と思っている方もいるのではないでしょうか?

 

そこで今回は、初心者ドラマー必見!

ドラムを演奏するうえでとても大事なスティック選びについて解説していきます。

初心者でない方も、スティック選びテキトーにしてませんか?

ドキッとしたそこのあなた! 今一度、自分にあったスティックなのか確認してみるのもいいかもしれません。

ドラムスティック何が違うの?

ドラムを始めよう!と思い楽器店に行くと、そこにはたくさんの種類のスティックがずらり...

結局どのスティックを買えばいいの... ということも。

 

では、スティックで違いが生じてくる部分はどこなのか。

それは、「触った質感(ツルツル・ざらついてる等)」「重さ」「長さ」「太さ」「チップの形状」です。

今回は、その違いと特徴について解説していきます!

ドラムスティックの違い①材質の種類と特徴

オーク

硬く、重量もあるので、とにかく11打のパワーが欲しい人向け。

逆に、手数の多いスピードの求められる場面ではやや扱いの難しさを感じるかもしれません。

 

ヒッコリー

硬さや重量など標準的で、ドラムスティックの中では最も一般的な素材です。

最初に買うスティックとしてはまず間違いのない素材です。迷ったときはコレ!

スピード感を求められるフレーズでも問題なく対応できます。

 

メイプル

ここまでの素材と比べると軽量で、タム回しなどで手数の多い場面で活躍します。

音色も明るく、特にジャズドラマーが好んで使う素材です。

 
ドラムスティックの違い②チップの形の種類と特徴

丸型(ラウンド)

シンバルやドラムヘッドにあたる面がどの角度で叩いても均一なため、音粒が揃いやすいです。

まる.jpg

 

俵型(バレル)

基本的には丸型の特徴に近いのですが、加えてパワーを出しやすい特徴があります。

打面にヒットしてからの跳ね返りかたもクセがなく、初心者にも扱いやすい形状です。

俵.jpg

 

卵型(オーバル)

丸型や俵型ほどではありませんが音粒が揃いやすく、かつ接地面の変化も付けられるので、音色のコントロールも効く万能タイプの形状です。

卵.jpg

 

ティアドロップ型

卵型よりも先端に向かって尖っています。

そのため、音色のコントロールをしやすいですが、音粒を揃えるのに技術が必要です。

打面からの跳ね返りもクセがあるので、慣れないとストロークを安定させることが難しく感じます。

音色を幅広く変化させるジャズドラマーに使用者が多いです。

ティアドロ.jpg

 

チップレス

チップがないスティックも存在します!

こちらは接地面が大きく、かつ重量もあるため最もパワーを出せるタイプのスティックです。

ただ、細かいコントロールは全く効かないので、初心者にとってはかなり扱いづらいと感じられるかと思います。

チップレス.jpg

 
ドラムスティックの違い③重さと長さ

重さ(太さ)

スティックの直径が大きくなるほど、スティックの重量は増していきます。

そのため、太い(重い)スティックほどパワーが出せますが、ストロークの安定しない初心者のころに重すぎるスティックを選ぶと、手首を痛める恐れがあります。

最初は平均的な太さ(直径14mm~15mmほど)を選ぶといいでしょう。

 

長さ

太さと同じく、長くなればなるほど重量は増していきます。

また、長いスティックは重心(スティックを持っている部分)からチップまでの距離が長い分パワーもでますが、反対にその分ストロークのコントロールが難しくなります。

こちらも最初は平均的な長さ(400mm~410mm)を選ぶといいでしょう。

太さも長さも、最初は平均的なものを選び、慣れてきたころに自分の演奏するジャンルや好みに合わせて変えていきましょう。

 
ドラムスティックの違い④触った質感

スティックの質感は材質だけではなく、塗装などの有無によっても変わってきます。

一般的なスティックはラッカーで塗装されていることが多いです。

ただ、塗装がされているものは、質感がツルツルしているので、演奏中に手汗をかきやすい方はスティックがすべり、落としそうになってしまうことも...

そのような方は、塗装のされていないスティックを選ぶといいでしょう。

質感がザラザラしているので、すべりにくくなります。

それでもすべる! という方は、持ち手にラバー加工がされれいるものか、別途グリップテープを使うか、ドラム用のグローブを視野に入れてみてください。

 

初心者のドラムスティックの選び方

上記でも少し触れましたが、まずは「跳ね返りにクセがなく音が安定する」「重すぎず軽すぎない(標準的な重量)」の2点を重視して選ぶと良いです。

その中でさらに、実際に手に取ってみて、ドラムを叩く際の持ち方で一番手にしっくりくるものを選ぶといいでしょう。

楽器屋によっては、試せる練習用パッドがおいてあるところも多いので、実際に叩いてみるのもいいと思います。

ただ、楽器店などでスティックを選ぼうとすると種類が膨大すぎて、ちょうど良い物を探そうとしても時間がかかってしまい、かなり苦労します。

ここからは有名スティックブランドの定番かつ、上記の条件に合う人気モデルをご紹介します!

 
有名スティックブランド

VIC FIRTH

最新鋭の技術を投入し、高品質な製品を生産し続けるメーカー。

プロアマ問わず、世界中のドラマーが愛用しています。

代表的なスティック・モデルは5A

パワー感を出しやすく、かつスティックコントロール、細かい表現にも対応できる万能スティックです。

VIC-5A-768x92.jpg

VIC FIRTH 5A 製品ページはこちら

 

Pearl

超有名ドラムメーカーのPearl

Pearlのプロダクトの中で、スティックもまた多くのドラマーが愛用しています。

代表的なスティック・モデルは110HC

サイズ・チップの形状ともに標準的で、耐久性も高く間違いのないスティックです。

110HC_DRUMSTICKS_IMG_4thumbnail_ClassicSeries 2.jpg

Pearl 110HC 製品ページはこちら

スティックを選ぶときの豆知識

最後に材質やサイズ関係なくスティック全般に共通する、選び方のコツを教えます!

 

左右の重さ

スティックは木からできているので、かなり個体差があります。

楽器屋のスティック売り場にははかりが置いてあるところが多いので、1本ずつ重さを計ってなるべく左右同じ重さのスティックを選びましょう。

 

木目

スティックの木目は端から端までまっすぐなものを選ぶといいでしょう。

木目が良くないと、スティックがすぐに折れる原因となります。

 

スティックが反ってないか、曲がってないか

スティックが曲がってないかどうかも大事なポイントです。

スティックが曲がっていると、ストロークがまっすぐであっても変な方向にリバウンドしていまい、演奏に大きな支障をきたします。

目視だけでは判断できないこともあるので、可能であれば平らなところで転がしてみましょう。(楽器屋の床でやらないように!)

まっすぐなスティックはスムーズに転がっていくのですぐにわかります。

 

最後に大事なのは「フィーリング」です!

色々触れてみて「これだ!」と思うものを直感的に選んでみてもいいかもしれません。

 
スタジオノア各店でもスティックを販売しています!

スタジオノアで取り扱っているスティックはこちら(店舗により取り扱っていないものもあります)

 

elbow stick NASU ¥770-(税込)

material:hickory size:14.5x400mm tip shape:round

小さめのチップに標準的なサイズなので初心者の方や迷った方はこちらを選べば間違いなし。

ジャズやアコースティック編成にもおすすめです!

製品ページはこちら

 

elbow stick ROUGE ¥770-(税込)

material:hickory size:14x410mm tip shape:round

NASUに比べ、チップが大きく、細く長いタイプです。

パワー感のある太いサウンドを出したい方におすすめです。

製品ページはこちら

 

VIC FIRTH 5A ¥1,210-(税込)

material:hickory size:14.4x407mm tip shape:tear drop

上記でも紹介した世界的定番モデル。

チップはティアドロップタイプで、豊かなシンバルサウンドを再現できます。

製品ページはこちら

 

Pearl 110HC ¥1,100-(税込)

material:hickory size:14.5x398mm tip shape:barrel

こちらも上記で紹介したPearlの定番モデル。

少し短めですが、パワーも出しやすく、トータルバランスのとれた1セット。

製品ページはこちら

 

Pearl 110AC ¥990-(税込)

material:oak size:14.5x398mm tip shape:barrel

110HCとサイズは同じだが、オークの材質を使用。

さらに重みとパワーが欲しい方におすすめです。

製品ページはこちら

 

Pearl 7HC ¥1,100-(税込)

material:hickory size:13x398mm tip shape:tear drop

かなり細めのスティックで、細やかなタッチやピアニッシモの演奏に最適です。

製品ページはこちら

 

Pearl 7AC ¥990-(税込)

material:oak size:13x398mm tip shape:tear drop

7HCとサイズは同じだが、オークの材質を使用。

さらに重みとパワーが欲しい方におすすめです。

製品ページはこちら

 

PROMARK TXR5AW ¥1,320-(税込)

material:hickory size:14x406mm tip shape:oval

こちらも有名ドラムスティックメーカーであるPROMARKの定番モデル。

ラッカー塗装がされていないので、手汗が気になる方にもおすすめです。

 

VATER VH5AW Los Angeles 5A ¥1,320-(税込)

material:hickory size:14.5x404mm tip shape:barrel

アメリカ設立のドラムスティックメーカーのVATERは品質の良さから世界中で高い評価を受けています。

先端よりに重心があるため、音の立ち上がりが早く、オールラウンダーなスティックです。

 

VATER VHCHADW Chad Smith's FUNK BALASTER ¥1,320-(税込)

material:hickory size:15.4x404mm tip shape:tear drop

Red Hod Chili Peppersのチャドスミスモデル。

かなり太めに設計されているので、初心者向きではありませんが、豪快でパワフルなサウンドが再現できます。

チップもティアドロップで角度によってサウンドに変化をつけることもできるので、中級者以上におすすめです。

 

いかがでしたでしょうか?

多くのドラマーは標準的なスティックを使い始めて、そこから自分の音楽性や体格、質感の好みなど総合的に判断して使用するスティックの幅を広げていきます。

まずは定番モデルから始めて、自分にぴったりな1セットを見つけましょう!