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音楽コラム集|スタジオマンが教える豆知識

【スタジオマンが教える豆知識vol.17】シンバルについて知ろう!〜音の特徴・違いについて〜

2023.06.14

■始めに

みなさん、お気に入りのシンバルはありますか?

メーカーや製造方法などによって、その音色は様々。

今回の記事では、シンバルの音を左右する要素、ノアで実際に叩くことができるシンバルについて触れていきます。

みなさんのシンバル選びの参考になれば幸いです。

■シンバルの音を左右する4つの要素

まず、シンバルの音色を左右する要素についてご紹介していきます。

ざっくり4つに分類されます。

  1. サイズ

主にピッチに影響します。

サイズが大きいほどピッチが低く、小さいほど高くなります。

  1. ウェイト

主にニュアンスの部分に影響します。

厚みがあるほどパワフルに、薄くなるほど繊細でソフトなサウンドになります。

レスポンスの部分にも影響します。

  1. 素材・製造方法

シンバルは素材・加工の初期段階で大きく二つに分けられます。

・キャストシンバル

溶かした合金を11枚型に入れて製造されたシンバルのこと。

B20ブロンズ(銅80%、錫20%)が使用されることが多く、サスティーンの豊かなサウンドが特徴的で、長期的に使用すると合金が酸化していき、味のあるサウンドに変化してきます。

・シートシンバル

薄く伸ばした合金のシートをくり抜いて製造されます。

素材はB8ブロンズ(銅92%、錫8%)やB12ブロンズ(銅88%、錫12%)などの合金が使用されており、キャストシンバルよりもピッチが高く、タイトなサウンドが特徴です。

  1. 表面の加工

表面の加工も、シンバルの音に大きく影響してきます。

主な二つの要素をご紹介します。

・ハンマリング

シンバル表面の凸凹加工のことです。

ハンマリングを施すことで、音の響きが豊かになります。

均等に打ってある場合、音は明るく抜けのある音色になります。

逆にランダムに施されている場合は、倍音が複雑に、全体的にダークな印象になります。

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・レイジング

シンバル表面の細かい溝の事です。

レイジングが細かい、深いシンバルは倍音が豊かになります。

ない場合は音がストレートに、アタック音が協調されます。

以上、4つの要素を紹介しました。

次項ではノアで導入されているシンバルについて紹介します。

□ノアで叩けるシンバルの紹介

ノアで導入されている主要なシンバルを4つ、音の特徴などを踏まえながらご紹介させていただきます。

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  1. Zildjian - A Zildjian series

リハスタ定番のシンバルです。

ノアでも多数の部屋に導入されています。

明るく、切れのよい存在感のあるサウンドが特徴的です。

まさにロックシンバルの代表とも言えるシンバルです。

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  1. Zildjian - A CUSTOM series

美しいブリリアント(光沢)仕上げの見た目が特徴的なシンバルです。

高音域の響きが特に強調されており、レイジングの溝が浅く加工されているため、煌びやかでストレートな音色が特徴。

ウェイトも軽いため、心地よいレスポンス感です。

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3.MEINL - Byzance Traditional series

B20ブロンズを使用。

表面のレイジング加工と不規則に配置されたハンマリングが特徴的なシンバルです。

その音色は温かみがあり、なめらかでリッチ。

ロック~カントリーなど、幅広いジャンルにも対応できるシンバルです。

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4.PAISTE - 2002 series

今回紹介するラインナップで唯一のシートシンバル。

そのサウンドは煌びやかで力強いのが特徴的です。

Cusn8という銅92%、錫8%のオリジナル合金を使用しており、圧倒的なレスポンス感と鮮やかな銅色が目を惹くシンバルです。

以上、4つのシンバルを紹介しました。

■おわりに

今回の記事では、シンバルについてご紹介させていただきました。

音が変化する要素を理解しながら、で実際に叩くことで、自分好みのシンバルが段々と明確になる...ハズ!

まずはノアに導入されているシンバルを、一通り試してみるのもアリかもしれません。

皆様のご利用、心よりお待ちしております。