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音楽コラム集|音楽知識系コラム

ラッコのドラム時字通信 「斜め45度上の奇跡と全集中の呼吸」

2022.02.17

 ご無沙汰していました。コロナ禍ですが、読者様はお元気でしたでしょうか。ご苦労された方々が癒されるよう願っています。僕は、食事と体調管理に気をつけて、元気に過ごしています。皆様も健康に留意されて、元気にドラムや音楽を楽しんでください。

さて、先日コラム再開にあたって、サウンドスタジオノア三軒茶屋店のFスタジオで、某音楽プロデューサと打ち合わせしたり編集部と相談したりしました。最近は、電子ドラムを演奏したり、レコーダーやiPhoneとかのスマホやパソコンのDTMで録音されたりする方も増えているようですが、逆に僕の生ドラム演奏の経験、リハーサルスタジオやライブハウス、コンサートホールや野外ステージでの「生」の経験を、最近の若手ドラマーやミュージシャンにお伝えするのがいいかなと思いました。

前置きが長くなりました。まず、表題の「斜め45度上の奇跡」とは、結論から言うと、演奏するときに「斜め45度上」を見て、意識をそこに向けて演奏すると、不思議なことに音が遠くに飛び、オーディエンスの心に響く音が奏でられるんです。ホント? って思うかもしれないですが、これは僕の経験してることなので、確認したい方は僕のライブに来てください(笑)。

そして、「全集中の呼吸」は、世界的にヒットしている「鬼滅の刃」に出てくる言葉なんですけど、作中でお腹の辺りに集中して、下腹部辺りをバンバン叩いたりしている描写もありました。コロナで活動を自粛しているときに、奈良県の山奥に入って修験道の修行に参加させていただいてたんですけど、そこでも同じ修行があり、アニメを観ても、ドラム叩くとときと同じだ! 演奏にも、すごくいいじゃん! と思ったので、僕なりの解釈でお伝えしますね。

下腹部辺りのその位置は、「丹田」と言われていて、そこに意識を集中させて、ふって力を入れるような感じ。そうすると、自然と骨盤が立って背筋が伸びる感じになるんですね(腰痛にも効きますよ)。そのまま、そこを中心として「斜め45度上」に音を飛ばすようなイメージです。試しにやってみてください。

今回は、ここまでです。記事へのご感想や取り上げてほしい内容など、なんでも編集部にお問い合わせくださいね。健康じゃなきゃ、いい音も奏でられないから、体を大切にしてください。どうぞ皆様お元気で、またお会いしましょう。

1〘名〙 漢方医学で、臍(へそ)より少し下のあたりをいう。ここに力を入れると健康と勇気を得るといわれる。
出典:精選版 日本国語大辞典「丹田」の解説


ライブ情報です。
コロナ対策万全の野外ステージです。入場無料。斜め45度を確認しに来てください。

Forest Jam Vol.100 Day.2
[日程] Day.2:3月20日(日曜日)

[時間] 13:00 Open / 14:00 Start

[出演] 三嶋RACCO光博 / Noise On Trash / ComplianS and more..

[料金] Donation(ご来場の際会場で投げ銭/ライブ配信ご視聴の際はサイトで投げ銭

[Live配信] Forest Jamily @YouTube (チャンネル登録お願いします!)

[詳細]:https://forestjam.net

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三嶋RACCO光博

沈黙のときを超えて奏でます。
ヒューマンテクノトランスドレッドロック。
元シアターブルックドラマー。
様々なアーティストサポート、事業、聖地巡礼を経て、フォレストジャムのステージでのソロドラムパフォーマンスから復活します。
待っていてくれたファンの皆様ありがとう。
シアターブルックありがとう。
踊りましょう。これからもずっと。

Supported by YAMAHA Drums
YouTube:https://youtube.com/user/racco