音楽コラム集|推しGEAR
2022.05.25
楽器好きが集まる街のスタジオ「スタジオNOAH」
お客さまの自慢の楽器を見せていただく企画「推しGEAR」
今回自慢の「推しGEAR」を紹介していただくのは、恵比寿店スタッフのSさん。
最近購入したばかりだというシミュレーターを紹介していただきました。
Q.これはどういった機材ですか?
A. Two Notes Torpedo Captor(画像左)は、主にロードボックス、アッテネーターとして使います。Torpedo C.A.B.M +(画像右)は、簡単にいうとキャビネット&マイクシミュレーターです。
Q. 普段はどのように使っていますか?
A. アンプヘッド(Diezel Hagen)のスピーカーアウトからCaptorに繋ぎ、LINEレベルにした信号をC.A.B.M+に入力してシミュレートしたものをインターフェースに入力し、モニタースピーカーから音を出してギターの練習をしたり、DAW上でRECしたりしています。キャビネットを持っていないため、音を出す際には必ずこの機材を通しています。
Q. 推しポイントはどこですか?
A. 自分の好きなアンプヘッドを使って好みの音を追求出来るところです。外部IR(Impulse Response)の取り込みも出来ますが、Two Notes純正のDynIRでは、各キャビネットに対して8本のマイクが収録されており、最大2本までそれぞれスピーカーへの角度や距離を調節してブレンドすることができます。キャビネットの種類、マイクの組み合わせ、マイクのポジショニングなどを考慮すると無限の組み合わせがあり、実際にギター歴3年のうち2年はこの機材の音作りに費やしましたが、試行錯誤する時間は楽しいと思います。また、本体画面だけでなく、USBやBluetoothで接続してリモートで操作・調節が出来る点も気に入っています。ちなみに最近はCelestionのVintage30とCreambackがX字に2発ずつマウントされたREVVの4発キャビのシミュと、Slipknotのミック・トムソンモデルのEminence DV-77がマウントされたENGLの4発キャビのシミュがお気に入りです。OrangeのPPC412のシミュも好きです。Q.レコーディング以外ではどのように使えそうでしょうか。
A. 例えばライブやリハーサルにおいて、シミュレートしたものをPAに送り、メインのスピーカーやカエシから出すという使い方もあります。実際に使用するキャビのIRを取り込んでおけば、リハでもライブでもマイキングする必要が無くなります。プロのアーティストだと、アイソレーションボックス内でマイキングしたものと、Torpedoでシミュレートした音をブレンドしている方もいます(e.g. Slipknot)。また、お気に入りのヘッドを使いつつ、自分が持っていないキャビ、マイクを使った理想の音でパフォーマンスが出来るという点もいいと思います。Q.最後に一言お願いします。
A. 現行では、上記2つの機材を一つにまとめてより便利な機能を追加したような、Torpedo Captor Xという製品も発売されています。ヘッドをお持ちの方はマストで購入、持っていないという方は、ヘッドとセットでの購入をお勧めします。一家に一台マイアンプヘッド。
ありがとうございました!
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