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2022年01月05日

オクターブチューニングのやり方とコツ|サウンドスタジオノア

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―始めに

しっかりチューナーを使って全ての弦のチューニングをピッタリ合わせたのに、フレットを押さえてコードや単音で弾くと、音程が合わない・・・。
そんな経験はないでしょうか?
それを解決するには、オクターブチューニングが必要です!
今回は、オクターブチューニングについて解説していきます。


■ オクターブチューニングとは?普通のチューニングとの違い

普通のチューニングだと、ギターやベースの各弦開放音(何も抑えずに弾いた時の音)を合わせていきます。
それに対してオクターブチューニングは、ブリッジのサドルを前後に動かすことで、開放の時とフレットを押さえた時のピッチ差をなくすためのチューニングとなります。


■ オクターブチューニングに必要な道具

オクターブチューニングには、音程を測るためのチューナー・ブリッジサドルを動かすためのドライバーが必要です。
ドライバーは、ストラトタイプやテレキャスタイプはプラス、レスポールタイプはマイナスが用いられていることが多いです。


■ オクターブチューニングのやり方

オクターブチューニングは、まず12フレット上でハーモニクスを鳴らした時と、12フレットを実際に押さえて鳴らした時の音程を比較し、押さえた時の音が高ければサドルをボディ側へ、押さえた時の音が低ければサドルをネック側へ近づけていきます。
この作業を繰り返し、ズレがなくなるまで微調整をしていきます。


■ 合わない!ズレるのはなぜ!?合わせるコツ

オクターブチューニングを何回やっても全然合わない! という場合もあります。
その場合は、いくつか原因が考えられます。
まず考えられるのは、弦高やネックの状態変化です。
弦高調整をしたりネックの反り具合が変化することで、押弦した時に引っ張られる力が強まり、ピッチが変化してしまうことがあります。
その場合は、適切な弦高・ネック状態になるように調整してからオクターブ調整をしなければなりません。
また、弦の劣化によってそもそもピッチが不安定になっていることもあります。
その場合は、新品の弦に交換してオクターブ調整を行う必要があります。


―終わりに

オクターブチューニングは慣れていないと、なかなか時間もかかってしまい大変ですが、しっかりと行なっておくことで、正確なピッチで良い響きの楽器を演奏できます。
ぜひオクターブチューニングの方法をマスターしましょう!