音楽コラム集|スタジオマンが教える豆知識
2026.07.09
スタジオノアで導入されているデジタルミキサー。難しそう...と身構えてしまう方も多いのではないでしょうか?
実はちょっとしたコツを知っているだけで、スタジオの音環境を劇的に良くすることが可能です。
今回は、初心者の方から一歩こだわりたいバンドマンまで、すぐに試せるデジタルミキサーの「2つの攻略法」をYAMAHAのQL5を用いてお伝えします!
攻略法1
【初心者向け】スマートフォン音源を歪ませず、綺麗に大きい音で流すコツ
スタジオでの練習の際、スマートフォンをミキサーに繋ぐことが多いですよね。しかし、スマートフォンの音を大きくするとバリバリと音が割れたり、籠ったりして聴こえづらい...という経験はありませんか?
実はこの現象、ミキサーの故障ではなく、スマートフォン側の音量設定が原因です。
☆解決策
・スマートフォン側の音量は「7〜8割」に固定する
・足りない音量は、ミキサーのGEIN(ゲイン)で持ち上げる
スマートフォンの音量を100%(MAX)にしてしまうと、その時点で音の信号が限界を超えて歪んでしまいます。歪んだ音をミキサー側でどれだけ大きくしても、綺麗に鳴ってくれません。また、ドラムやアンプの音に混ざると、なおさら何を鳴らしているのか分からなくなってしまいます。
★実践の手順
1.スマホの音量を7〜8割ほど上げる。
2.ミキサーに接続しているチャンネルの白色のGAINつまみを少しずつ上げて、適切な入力レベルにする。
3.最後にフェーダーを上げて調節する。

攻略法2
【中級者向け】内装エフェクトを使ってボーカルをライブハウス級にするコツ
実はデジタルミキサーには、プロの現場やレコーディングでも使われるような、エフェクト(音響効果)が最初から内蔵されています。
ボーカルにエコーをかけたいとき、なんとなく設定してカラオケのようになってしまい、他の楽器隊に歌声が埋もれてしまった...という経験はありませんか?
ライブハウスさながらの「抜けるボーカル」を作る、プロの引き算をしてみましょう。
☆解決策
・「ECHO(エコー)」ではなく、「Room」や「Hall」(リバーブ)を選ぶ。
カラオケのような遅れて聞こえる「やまびこ音」ではなく、空気の広がり(空気感)をプラスするイメージです。
・ショートディレイを隠し味に薄く重ねる
曲のテンポに合わせた短いディレイをほんの少しプラスすると、歌の輪郭がはっきりとし、バンドサウンドの中でも声が前に出てくるようになります。
・「ちょっと足りないかな?」くらいで止める
ボーカル単体で聴いて、「お風呂で歌っているような気持ちよさ」までかけてしまうと、全体で合わせた際に音がぐちゃぐちゃになってしまいます。「気持ち控えめ」が、実はアンサンブルの中で一番綺麗に馴染むプロの美学です。

【まとめ】
一見難しそうに見えるデジタルミキサーですが、今回ご紹介した2つのポイントを意識するだけで、スタジオでの音環境はがらっと変わります。
スタジオでの練習の際にぜひお試しください!
また、気になることがございましたら、お気軽に店頭スタッフまでお尋ねください!
皆様のご予約、ご利用をお待ちしております!
サウンドスタジオノア 三軒茶屋店
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