音楽コラム集
2023.11.07
マイクの指向性とは?
マイクで音を拾う方向性のことを言い、マイクがどの方向から収音できるかという特性のことを指します。
【マイクの指向特性3種】
指向性の特性は大きく分けて3種類
①オムニ(Omni)
②カーディオイド(Cardioid)
③フィギュアエイト(Figure8)
実際にはもっと細かく種類がありますが、とりあえずはこの3つをおさえておけば問題ありません!
【指向性の詳細】
では、先程紹介した3つの指向特性の違いを見ていきましょう。
◆カバー角度
360°
◆特長
どの方向からも同じ感度で集音することが可能で、環境音などの収音に適しています。
◆カバー角度
105°〜131°
◆特長
ある一方からの音に対しての感度が特に高く、他方向には感度が弱く設定されています。
ボーカルや、楽器を収音する際に最もよく使われる指向性です。
また単一指向性には、カーディオイドよりもカバー角度が狭い
・スーパーカーディオイド
・ハイパーカーディオイド
という2つのバリエーションがあります。
◆カバー角度
90°
◆特長
正面と背面の2方向からの感度が高く、側面の感度が低く設定されています。
デュエットなどの向かい合う音源を収音する際に有効です。
【指向特性を活用したノイズ除去】
単一指向性のように各指向性には感度が高い方向と低い方向が決まっています。
この特性を利用して不要な音が入らないようなマイキングを心がけるとハウリング防止やノイズの少ない綺麗な音源を収録することができます。
【接近効果】
マイクに音源を近づけると低音域が強調される現象のことを接近効果といいます。
不要な場合はマイクとの距離をとって収音する必要がありますが、ボーカルマイクなど予め強調される低音域を抑えた設計となっているマイクもあります。
また、本体に低音域をカットするスイッチが付いている種類もあります。
いかがでしたか?
マイクの指向性や特性を理解することでレコーディングやライブなどのクオリティアップが期待できます!
スタジオノアでは各種マイクがレンタル可能ですのでぜひご活用ください!
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