音楽コラム集
2025.06.05
レコーディングをする際、必ずと言っていいほど必要となってくるのがマイキングの作業。今回はギターアンプの録音を例にマイキングのコツと注意点を紹介します!
今回はこのMarshallのキャビネットを例に、SM57とMD421の2つでマイキングをしてみます!
①良い音が鳴っているポイントを見つける。
このキャビネットだと左上、右上、左下、右下の4つのスピーカーが内蔵されていますが、
プリアンプ部からの信号は上から下に流れているため、基本は上のどちらかを狙います。
さらにその中で1番周波数的にバランスよく鳴っているところを探してみます。
②見つけたらいざマイキングです。
スマホのライト等で照らしながら狙うのですが、一般的に、スピーカーのユニットに対しての中心に近づくにつれ低域が強調され、外れていくにつれ中域〜高域が強調される傾向にあるので、
美味しいちょうど良いところを目掛けて狙います。
また、2本のマイクに位相の差が生まれないよう、ダイアフラム(振動板)の先が揃うように行います。
これをしないと最近のイヤホンに搭載されているノイズキャンセリングと同じ原理で低音がスカスカになったり、芯が無くなってしまいます。
ここで注意すべきなのが、マイクが近すぎることによる近接効果の発生です。
近接効果とは、音源に対してマイクを近づけると低域が強調される現象のことで、特にこのような真空管タイプのアンプは暖かな中低域が膨れやすいです。
ブリッジミュート等の奏法を使用する際は比較的モワッとしやすいので注意しましょう。
音域のバランスを良くするためにはマイクをあまり近づけすぎず約2〜3センチほど離してマイキングするのがいいでしょう!
なおライブPAの現場ではマイクをベタ付けしている場合を見ることもありますが、おそらく他の楽器からの被りを減らすための試みだと思われます。
いかがでしたか?
どこを狙うとどんな音がするのかを理解することでレコーディングやライブなどのクオリティがかなりアップします!
この記事を参考により良いサウンドで是非、スタジオノアにてレコーディングに勤しんでください!!お待ちしております!!
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