2020年09月25日

ギター

アンプを使うなら知っておこう!真空管アンプってなに?|サウンドスタジオノア

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-はじめに


スタジオには大きく分けて2種類のギターアンプ(トランジスタアンプ・真空管アンプ)があります。
今回は真空管アンプについて解説していきます!


■ まずはここから!真空管アンプとは


真空管アンプとは、アンプに入ってきた楽器の電気信号を真空管によって増幅する仕組みを採用したアンプです。
トランジスタアンプは増幅回路にトランジスタという電子部品を使用しているので、その部分の違いが最も大きな違いと考えて大丈夫です。


■ 真空管アンプのメリットとデメリット


真空管アンプのメリットとしては以下の点が挙げられます。

・音が暖く柔らかい


トランジスタアンプに比べ、カドが取れてまろやかになったような印象の音となります。
これはクリーンな音色にも歪んだロック向きの音色にも共通した特徴です。


・自然な歪みが得られる


これが真空管アンプが好んで使用される最大の要因と言えます。
主にロック、ハードロック、ヘビーメタルなどで使用されるような歪んだ音色が作りやすく、ロック音楽発展の歴史=真空管アンプ普及の歴史と言っても過言ではありません。


・真空管の組み合わせによってこだわりの音色が作れる


真空管アンプにはプリ管(音色の土台を形成する役割)とパワー管(プリ管とその前後の回路で作られた音色を、増幅してスピーカーに送るための役割)が装着されますが、これらを様々な種類の真空管に換装することで、ギタリストが求める音色を細かく作り上げていくことができます。


逆にデメリットとしては以下の点が挙げられます。

・真空管の劣化から音質劣化に繋がる


真空管は消耗品と言えるので、使い続けていると、段々と劣化していきます。
その結果、音にハリがなくなってきたり、歪み方が汚くなってしまったりと言った音質の劣化が生じます。


・定期的なメンテナンスを要する


上記のような真空管の劣化による音質劣化が生じるため、寿命が近づいた真空管の交換が必須となります。
ただ、この真空管の交換に際しては真空管にかかる電圧・負荷の調整(バイアス調整)という非常に専門的な作業が必要で、その他パーツの修理なども専門知識を有する人が行うような大変な作業となります。
このような作業を行わずにアンプを使い続けると、壊れるリスクが非常に高いです。


■ スタジオにも置いてある!代表的な真空管アンプ


リハーサルスタジオにおいては、ほぼ全てのお店・部屋にMarshallのJCMシリーズが導入されています。
これは1980年代から現在までの超定番機種で、真空管アンプの代表格と言えます。
暖く柔らかい音色、自然な歪みなど真空管アンプのサウンド面の良さがわかる非常に人気の機種です。


■ 真空管アンプは自作できる!


オーディオ鑑賞向けの真空管アンプは、専用のキットを購入すれば自作もできます!
日本メーカー製の安い物だと2万円程度でネット上で購入でき、付属の回路図に沿ってパーツを組んでいくという物です。
 Bluetooth接続に対応している実用性の高い物もあるのでおすすめです!


  -終わりに


ここまで真空管アンプについて解説してきました。
スタジオにはMarshallに限らずあらゆるメーカーの真空管アンプがあり、無料で借りられるものがほとんどなので、弾き比べしてみても面白いでしょう。
ぜひスタジオで実物の真空管アンプを鳴らしてみてください!

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