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2017年09月04日

バンド

バンドマンは練習あるのみ!リハーサルスタジオとは? :: SoundStudio NOAH

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昨今、気軽に始められる音楽の表現の幅はぐっと広がった。
ギター1本あれば音楽が始められるという時代でもなくなり、初めて飛び込む音楽もアカペラだったりDJプレイだったりダンスパフォーマンスだったりと枚挙にいとまがない。
しかしそんな中でもまだまだ衰えないのがバンドだ。
バンドは大変だ。始めるにはメンバーを集めなければいけない。それぞれ楽器の練習はしなければいけないうえに、メンバー同士集まってリハーサルをしなければいけない。誤解を恐れずに言えば、デジタル機材で一人でプレイボタンをぽんと押してできるものではない。だからこそ生まれる人と人とのケミストリーが熱いバンドサウンドを生み出す。

【リハスタ選び】

バンドマンの集まる場所といえばリハーサルスタジオ。自前で持っている人はそうそういないので通常はレンタルのスタジオを使うことになるだろう。レンタルのスタジオは都内をはじめ全国に無数にある。スタジオ選びの基準はバンドの個性によるのはもちろんだが、やはりどのような機材が常設されているか、オプションで用意されているかが一番だろう。最新の機材に目配せしつつ、いわゆる定番がしっかり揃っているスタジオであるかどうかがポイントだ。ギタリストならマーシャルのJCM900、2000、ローランドのJC120が入っているかどうかで決める。ドラマーなら、メーカーはもちろんどのようなシンバルをそろえているかも注目するところだ。さらにこだわる人は音の鳴りがライブかデッドかで決めることもある。ビッグバンドのような形式になると、広さも重要。単純に「基本料金が安い!」と値段を重視する方もいるだろう。
また、スタジオでの練習方法にもさまざまある。バンド練習なのか、個人練習なのか。練習のスタイルというのは意外と幅が広く、特にドラムは実際にドラムセットで練習するのはもちろんだが、ボーカルブースでクリックの音を聞きながら、スティックとパッドだけでスティックさばきを練習する人もいる。バンドリハのあとに悔しそうな顔で個人練習フロアに突入していくストイックなバンドマンも多い。日々精進である。

【合宿に突入】

バンド練習が佳境に達すると、「合宿」に突入するバンドも多い。富士五湖周辺や千葉の九十九里浜周辺にはリハーサルスタジオを備えた宿泊施設が点在する。合宿はバンドの結束を高める一方で決定的に仲たがいしてしまうパターンもあるので要注意だ。
この記事でおすすめするスタジオ選びの基準があるとしたら、部屋の大きさ、機材の品ぞろえ、スタジオや機材のメンテが行き届いてるかどうか、専用駐車場があるか、予約の取りやすさ、何時まで営業しているかはもちろんだが、意外と重要なのがスタジオ内の音を気軽に録音できるかどうか。自分たちの音を冷静に聞き返す作業というのがバンドマンには大事。また弦やピック、電池などの消耗品の品ぞろえ。カポやスライドバーが売っていればなお最高だ。
とはいえスタジオも乱立し戦国時代の様相を呈している。様々な趣向をこらしたサービスを展開するスタジオも多く、スタジオ選びに飽きることはそうそうなさそうである。